最終更新日:2017/12/19

世界シェアトップ(!!%) 自動車用ハブベアリング NTN

NTN株式会社(以下NTN)は、ベアリングにおいてSKF(スウェーデン)、Schaffler(ドイツ)、日本精工(日本)に次いで世界シェア4位(11.4%)であり、国内シェアも日本精工に次いで、JTECTと2位(27%前後)を争っている会社である。
深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、針状ころ軸受、円すいころ軸受、スラスト荷重用軸受などの一般的な軸受や、ハブベアリング用、樹脂軸受(すべり)、等速ジョイント(ドライブシャフト)、モーター、アクチュエーター、電動ブレーキシステム、ベアリングユニット、オートテンショナ、リニアガイド、各用途のすべり軸受、太陽光発電と風力発電を合わせた「ハイブリット街路灯」、小型水力発電機などを製造している。

2017年の総売り上げ6833億円の内、70%の4802億円(このうち80%がハブベアリングとドライブシャフト)が自動車市場、14%の986億円が産業機械、15%の1045億円が補修市場となっている。
また、地域別の売上高は、日本が28%、米州が28%、欧州が23%、他が21%となっている。

NTNのベアリングは、自動車、飛行機、高速鉄道、直径100mの風力発電機、建設機械、農業機械、工作機械などに使われている。


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ハブベアリング

乗用車用ハブベアリングにおいて、世界シェアトップ(25%)を誇る。
ハブベアリングとは、タイヤの回転をスムーズにさせるためのベアリングで、ドライブシャフト(トランスミッションからの回転運動をタイヤに伝える部品)などの回転する軸と、車体(ブレーキディスクを取り付けているナックルという部品)の間に取り付けられている。
ハブベアリングは、10年10万km以上無交換・無メンテナンスの車が多く、部品の耐久性・低摩擦性はもちろんのこと、傷が一つでもあればそこから摩耗していってしまい耐久性に影響が出るという、非常に高性能で高品質でなければ採用されないというくらい、高い技術が必要である。


ハブベアリング(この中にボールが入っている)(HPより引用)

おまけ

ドライブシャフト(自動車)
ドライブシャフトにおいて世界シェア2位を誇る。
ドライブシャフトとは、自動車のトランスミッション(あるいはデフ)からの動力をタイヤに伝えるシャフトで、乗用車1台につき2本あるいは4本使用されている。

自動車用等速ジョイント
自動車用等速ジョイントにおいて、世界シェア2位を誇る。
等速ジョイントとは、入力軸と出力軸の間に角度があっても、常に双方の軸が無駄なく等しい速度でスムーズに回転(トルクの伝達)させるもので、ドライブシャフトの先端側のことを言う。

風力発電用大型ベアリング
風力発電機の主軸に使われる大型ベアリングにおいて世界シェア3位(20%)を誇る。


会社名NTN株式会社
ホームページhttp://www.ntn.co.jp/japan/index.html
本社大阪府大阪市西区京町堀1-3-17
従業員数約5300名(単独)
約25000名(連結)
出典HP
ダイヤモンドホイール
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