最終更新日:2019/02/05

離職率論4~承認欲求~

皆さん承認欲求という言葉を知っていますか?このページは承認欲求を満たして、離職率を減らす方法を紹介していきます。


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 承認欲求とは

承認欲求とは、他人から認められたいという欲求であり、他人からの褒め言葉が大部分です。「すごいね」・「よく頑張ったね」・「成長したね」・「うまくできたね」などで、「褒め言葉を頂いた」→「その人から認められた」と繋がります。この欲求はだれでも持っていて、いわれたら誰でもうれしい言葉です。

 現状

筆者がアルバイトをしていた某居酒屋チェーン店でこれがほとんどありませんでした。社員の場合、数字(売り上げや利益)さえ上げれば、エリアマネージャーからのお褒めの言葉はあることが多いです。新記録の売上を上げれば、賞がもらえます。

しかしながら、ベテランのパートさんにはなかなかない。おいしい料理を作るは当たり前と考えられている上(お金払ってるから当たり前じゃなくてはならないとえるのは当然だが)、ベテランになればなるほど褒められるような大きな技術の進展は少ないです。売り上げを自慢してはじめて「すごいじゃん」と言われていたが、それだけで終わってしまったこともありました。

また、パートさんに忙しくて急遽残業してもらったのに、落ち着いてから「上がってよろしいでしょうか?」とパートさんが聞いたら、「はい。お疲れ様でした!」だけで終わってしまいました。せめて「遅くまで頑張ってくれてありがとね」などの一言があればパートさんも気分が違うでしょうが、一切ありませんでした。ベテラン(それなりのお年の)のパートさんだから長く勤続し続けてくれていますが、ゆとり世代はこれじゃ間違いなく長くは続かないです。

ただでさえブラック企業という概念ができてから居酒屋のイメージの悪化でゆとり世代が集まりにくい上、少子高齢化による労働人口の減少もあいまっています。このような状態が続けば、数十年後に将来はないと思います。需要があったとしても、人材不足で某飲食チェーン店みたいに閉店させるしかなくなってしまうのでしょう。

 どうしていけばいいのか

承認欲求を満たすためには、とりあえず、「褒める」ことです。些細なことでもいい。プレゼンなら「努力して調べたということがわかるよ。」や、何もなければ、「一か月無遅刻ですごいじゃん。」とか、なんでもいい。ただ「すごいね」や「うまいね」などの褒め言葉一言ではなく、「ここが丁寧でよかったよ。」と具体的に褒めてあげてください。ただ褒めるより、努力の過程を褒めることはなおGOODです。

これを言われることにより「(上司に)認められた」と思い、「また認めてもらいたい」という感情が芽生え一層の努力をするはずです。その努力によって得た結果は、上司の昇進(承認欲求を満たしてあげられる上司は、部下からの信頼が厚い)、部下の昇進(上司が昇進すればポストが空く)ができ、会社の発展にもつながります。

褒める回数が多すぎると、一回の褒め言葉の重みが減少するので、一週間に一度や月に数度など、不定期で褒めるのがベストではないかと思われます。

 褒め言葉一覧

・一年無遅刻無欠勤ですごいね。
・この資料のここ、良くまとめてあって良かったよ。
・そのアイデアいいね。自分には思いつかなかったよ。
・わざわざやってくれてありがとね。
・この仕事うまく(はやく)できるようになったね
※一例であり他にもたくさんあります。

 おまけ

常連のお客様やお得意様、奥さんにもこの方法は通じます。簡単に言ってしまえば接待です。承認欲求を満たすということは、相手を持ち上げいい気分にさせることと同様です。「寒い中(暑い中)来ていただいてありがとうございます。」と言った上、サービスの一品を出せば相手はとても良い気分になるでしょう。そうすればリピート回数も上がります。

 まとめ

少なくとも、承認欲求を満たしてくれる(これがやりがいになる)職場は、多少給料が低くても、働いてくれる従業員がほとんどです。
「従業員は神様」までいかないまでも、「従業員は宝」と思い敬い、時には褒めたり、時には守ったりして、大切にしなさいということです。

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