最終更新日:2019/02/19

Fish Sale(魚のオークション)に潜む危険な点一覧

2019年4月1日に「Fish Sale」鮮魚のオークションサイトがFresh Speed株式会社よりリリースされます。

これは、漁師や釣り人などが採った魚が、食べきれなかったり、売れ残ったりした場合、現状では廃棄処分されますがこれを有効活用できないかと考えられたものです。また市場が休みの日曜日などにも「魚を届けることができる」ともうたっています。

しかし、このオークションは、プロだけでなく素人も出品できます。そのため様々な危険も潜んでいます。


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 オークションによる鮮度の危険性

一番に上がるのは、鮮度の問題でしょう。

魚は釣ってその日に梱包して出荷なら問題はありませんが、オークションとなれば別です。オークションの場合、釣って、オークション画面に入力して、入札を待って、入札終了後に取引のやり取り(支払い方法など)、入金確認して、発送して、届く。というように工程が非常に長いです。入札期間は2日、3日最低でもあると思うので、最低でも4日(釣った日、入札日2日、発送・配達で2日)かかります。(4日の予定でも、取引に時間がかかったりし、到着まで日にちがかかる場合もありえます。)

この場合、小魚や足の速い魚などは鮮度面で問題が出てきます。少なくとも加熱して食べなければいけません。大型の魚の場合は、しっかりとした処理をしていれば、4日程度では問題ないです。さらに日付が経った場合食中毒になる可能性もあります。
しかしこの判断は、魚の種類・大きさ・下処理などで全く違うため、素人では判別できません。

解決方法は、信頼できる業者を見つけるしかありません。

 出荷時の鮮度の危険性

魚を売る場合、生食用と加熱用では、価格が異なります。当然生食用のほうが高くなります。

そこで魚を高く売るため、鮮度の悪いにもかかわらず、生食用でオークションに出品される可能性があります。鮮度型悪いのにオークションで日にちが経つというダブルパンチで、最悪食中毒になります。また内臓が腐っていて、その匂いが身に染み込み食べられないということもあります。

 魚の品質の問題

魚をどうやって送るのかで、鮮度および品質が異なります。

普通魚を送る場合、魚に直接氷が当たらないよう(氷焼けさせないため)に氷を入れます。できない場合、海水と海水と同等な塩分濃度の氷を入れます。真水を入れてしまうと、浸透圧の原理により身が水っぽくなってしまいます。

なら「水もいれないで冷蔵便で送れば」と思ってしまいますが、氷水は0℃(厳密にはマイナス)なのに対しクール便は0℃~10℃となっています。魚の鮮度は0℃のほうが下がらないため、氷水を使って梱包し発送するべきなのです。

したがって、発泡スチロールに海水(または海水と同濃度の塩の入った水)と氷を入れるのが普通です。

しかしオークションでは、発泡スチロールの購入や、海水の注入が面倒なためやらない方が少なからずいるはずです。そうすると品質の悪い魚が届くことになります。

 食中毒の危険性

見た目が同じような魚でも毒を持った魚がいます。中にはプロでも見分けることが難しい魚もいます。毒を持った魚を食べてしまうと、当然食中毒になります。加熱しても無害にならない毒もたくさんあります。最悪、死に至ってしまう場合もあります。

アニキサスなどの寄生虫の食中毒もあります。様々な品種の魚が出品されることが予測され「この魚食べてみたい」と思い初めて捌いて生食した時、寄生虫がいて食中毒になるかもしれません。寄生虫は身の中に入っていることも多く柵取りしただけでは、寄生虫がいないとは言い切れません。飲食店でさえ毎年アニキサスなどの食中毒が発生しています。

 乱獲

売れるということは、「もっと魚を取って売ろう」と思います。そうすると必要以上に魚を取るようになります。小さい魚も根こそぎ取ってしまう業者もいるかもしれません。そうすれば、海産資源が減少していき、将来魚の漁獲量が少なくなります。

また、釣り人が乱獲すれば、生計を立てている漁師さんが困ります。

需要があれば魚を取ります。需要がなければ取る魚を増やします。つまり、需要が増えれば、魚の取る量は増えます。つまり廃棄される量は変わらないのです。

 オークションの表記による問題

オークションは信頼関係によって成り立っています。しかし鮮魚を売る場合、国産と書いてあっても、輸入したものや、店で購入したものかもしれません。また、オークションページに記載されている情報(鮮度や産地)は、証明できないことが多いです。そのため、しっかり情報を精査したうえで買うことが大切です。

 再出品による危険性

もしオークションで落札されたのに、入金などの取引が行われなかった商品はどうなると思います?当然再出品です。廃棄という考えもあるかもしれませんが、出品者側に立ってみると少数意見でしょう。しかし鮮魚を再出品するということは、鮮度が落ちてるのに、また鮮度を落とすことになってしまいます。これを購入してしまったら危険なのは明らかですよね。オークションには、こういうトラブル(キャンセルなど)は少なからずあるのです。

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