最終更新日:2019/02/20

VVFとVVRとVCTとVCTFの電気ケーブルの違いと使い分け

 VVFケーブルとは

VVFケーブルとは、Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cableの頭文字をとったものです。

600V以下の一般住宅、商業施設、公共施設など、 様々な建物の屋内配線に使用される「600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形」です。

このケーブルは、複数の導線を絶縁体で分けて、その上にビニールが覆っています。下の画像で言うと、赤色・黒色・白色が絶縁体、灰色がビニールです。一つの絶縁体の中に一本の導線が入っているのが特徴です。

VVF 3芯ケーブル

VVFケーブルの導線の太さは主に1.6mmと2.0mm、導線の数は2芯、3芯、4芯といった種類があります。これは許容電流としよう用途によって選定されます。参考値ですが、1.6mm-2芯なら許容電流値18A、2.0mm-2芯なら許容電流値23A、1.6mm-3芯なら許容電流値16A、2.0mm-3芯なら許容電流値20Aです。 一般的なブレーカーの子ブレーカー(小さいほう)の電流上限が20Aなため、子ブレーカーより先は2㎜を選べば間違いがないです。

VVFケーブルの寿命は、適切に配線・使用していれば20年~40年と言われています。ビニル絶縁ケーブルは直射日光に弱いため野外に通すと数年でひび割れて使えなくなるそうです。

 VVRケーブルとは

VVRケーブルとは、Vinyl insulated Vinyl sheathed Round-type cableの頭文字をとったものです。

こちらも600V以下の一般住宅、商業施設、公共施設など、 様々な建物の屋内配線に使用される「600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形」です。

丸型というように、外のビニール被膜が円状になっています

VVR 2芯ケーブル

VVFケーブルと性能は変わりありません。しかしVVRケーブルは丸型形状とするため内部に介在物が入っており、ケーブルの被覆を剥く場合は介在物の処理が必要となります。そのためVVFより施工に時間がかかります。

 VCTケーブルとは

VCTケーブルとは、ビニルキャブタイヤケーブルと呼ばれています。

VCTケーブルは、電圧は交流600V以下、直流750V以下(VCTFは300V以下)で使われます。

また柔軟性・耐水性・難燃性を有し、移動用に最適です。そのためドラムコンセントなどの巻き取り装置を備えたものに使われることが多いです。

外のビニール被膜は円状になっています。また銅線にも特徴があり、数本の導線がねじりながらくっついています。(これは「より線」といいます)これが様々な方向への柔軟性を出しています。

VCT 3芯

VCTの許容電流は、参考値ですが、2.0mm-2芯なら許容電流値22A、2.0mm-3芯なら許容電流値19Aと、VVFやVVRより1A下がります。

寿命は10~20年と言われていますが、使い方によっても変わるため明確な基準はありません。

 VVFとVVRとVCTの使い分け

VVFとVVRの使い分けは、性能はほぼ同じなので、基本的に皮膜を剥きやすい(加工の手間がかからない)VVFを使います。

またVVFの方が曲がりやすいので、壁(石膏ボードの中)に追従できるため、意図しないでっぱりが少ないです。逆にVVRは曲がりにくいため、狭い場所を直線的に通すのは楽です。

VCTは、コンセントなど常にカーブしたりするのに使います。ドラムや、延長コードなどです。また、細く湾曲している場所を通すときにもこのケーブルが使われます。

出典 https://miraie.me/articles/334/
https://oyaide.com/catalog/vvr2-0mm_2.html
https://oyaide.com/catalog/products/p-480.html
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