株式会社キャットアイ(以下キャットアイ)は、速度や走行距離などを表示するサイクルコンピューター、ロガー、ライト、セーフティライト(よく後ろ向きにつけて点滅させているもの)、ベル、ミラー、リフレクター(反射板)などの自転車に関するアクセサリー、道路用反射部品(カーブを誘導する反射板など)、反射ベストなどを製造している会社である。名前からして海外の会社のように感じられるがれっきとした、大阪に本社を置く会社である。
その中で、リフレクター(反射板)に関して、世界シェアトップ(60%)、国内シェアトップ(80%)を誇る。
自転車のフレーム後部につける赤色のリフレクターから、ホイールのスポークやペダル側部につける白や黄色のリフレクターなどを製造している。
リフレクター(がっちりマンデーHPより引用)
道路交通法でリフレクターまたは尾灯の点灯が義務付けられているため、一般的な自転車にはほぼリフレクターが取り付けられている。
リフレクターの原理は、鏡の場合斜めから光を当てた時、光は光源に戻ってこないが、リフレクターの裏側(内部)が三角形状になっているおかげでプリズムの役割をはたし光が乱反射して光源に戻ってくる。つまりどの方向から光をあてても(リフレクターにあたる範囲)光が反射して、どこから見ても視認ができるということである。しかし乱反射するということは、一点(視界に入る)の光量は減る。
キャットアイのリフレクターは、リフレクターの金型を自社で作り、他社が追随できない高精度(粗悪品と比べると光量が2倍)のリフレクターを作っている。その証拠に、スウェーデンからリフレクターを取り寄せ研究し、プラスチック製のレンズを開発し、「キャットアイ」の商標で売り出すと、翌年には警視庁の性能テストで1位を獲得という偉業を達成している。
またアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツ、フランスなどの35か国以上の安全基準に合格しており、キャットアイのリフレクターをつければ、どこの国でも販売できるといわれるほどである。
会社名 | 株式会社キャットアイ |
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ホームページ | http://www.cateye.com/jp/ |
本社 | 大阪市東住吉区桑津2丁目8番25号 |
従業員数 | 約200名 |
出典 | がっちりマンデー(2011年) |
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