福井鋲螺株式会社(以下福井鋲螺)は、主に冷間鍛造で数㎜~数cm程度の細かい部品を作っている会社です。例えば、リベット(トラックや防音壁などに利用)・特殊ネジ・ピン・釘などです。
ここで作れないパーツは無いのではないかと思うくらい、非常に多くのパーツを作っており、その結果微小鍛造パーツ(直径2㎜以下)において国内シェアトップシェアを獲得しています。また生産設備や金型も約90%自社生産しています。
微小鍛造パーツ(直径2㎜以下)
微小鍛造パーツにおいて国内シェアトップ(70%)を誇っています。
主な製品は、蛍光灯の電極ピンや、釘、ねじ、リベット、ピン、電極、中空パイプなどです。
上記でも述べたように、蛍光灯の電極ピンや、釘、ねじ、リベット、ピン、電極、中空パイプなどと、非常に多くのパーツを作っており、ここで作れないパーツは無いのではないかと思うくらいです。
ここで作られた部品の用途は、PC、テレビ、ゲーム機、携帯電話、バッグ、鍋、シャープペン、メガネ、ギター、自動車などなど。
極めつけは、インテルから依頼されて作った、コンピューターの基盤にチップを取り付けるねじで、何と0.3㎜。しかしこれだけでは終わらず、0.1㎜のねじも需要はないが作ることができるという。
0.3㎜のねじ(がっちりマンデーHPより引用)
蛍光灯用電極ピン
蛍光灯用の電極ピンにおいて、世界シェアトップ(50%)、国内シェアトップ(60%)を誇っています。
蛍光灯用電極ピンとは、蛍光灯の両端などについている黄銅色(金色)の部品です。
電極ピンは、接点抵抗を減らすために非常に高い精度が求められています。抵抗は断面積に反比例する(同じ抵抗値なら断面積が2倍になれば抵抗は半分になる)ことから、接点が多ければ多いほど抵抗が減ることがわかります。つまり精度がよければよいほど接点が増え(分子レベル)電気の無駄な消費や、電気抵抗の発熱による温度上昇によって起きる接点の劣化などを抑えらます。そこで冷間鍛造で製作することで表面精度がよい上、サイズ精度の高い電極ピンが作れます。
(HPより引用)蛍光灯の電極ピン
パチンコ台の釘
パチンコ台の釘において国内シェアトップ(70%)を誇っています。
「ピーネイルオーム」と呼ばれ、従来の自社製品より折れ耐久性5倍を達成しました。
自社で開発した試験機を使いホール実機の約5倍のエネルギーの負荷を約50万回もかけられるという、高耐久性を実現しています。
会社名 | 福井鋲螺株式会社 |
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ホームページ | http://www.byora.co.jp/index.html |
本社 | 福井県あわら市山十楽1-7 |
従業員数 | 約500名 |
出典 | HP http://info.pref.fukui.jp/tisan/sangakukan/jitsuwafukui/index.html |
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