(以下長野計器)は、圧力計、圧力センサー、差圧計、差圧センサー、温度計、流量計、熱量計などを製造する会社である。
2006(平成18)年、当時世界シェア2位の長野計器は、アメリカの名門大手圧力計測機器メーカー(世界3位)のアッシュクロフト社を買収し、世界シェアトップの座を獲得した。 計測制御用圧力センサ分野では、シュナイダーが世界シェアトップ、長野計器が第2位。自動車用センサにおいても同社は、第2位である。
長野計器は、米国をはじめブラジル、ドイツなど世界9カ国に製造販売拠点があり、これらの拠点とグローバルネットワークを構築する長野計器にとって、米国市場で自動車、建設機械、産業機械分野への販売拠点が拡大した他、多くのエリアで製品の補完と技術サポート体制がより一層充実させている。
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圧力計
圧力計において世界シェアトップ(20%)、国内シェアトップ(60%)を誇る。
主にブルドン管型圧力計と呼ばれる機械型圧力計である。以下で説明する通り構造が単純なため数千円と安価で壊れにくいという特徴がある。また、測定可能な圧力の範囲もブルドン管本体の調整(設計)で可能である。したがって、発電所や工場などの大規模設備から、車の点検や自転車などの空気入れなどにも使われている。しかし使い続けるにつれブルドン管が伸びる(縮む)ため、マノメーターなどで公正が必要になってくる。
圧力計とは
気体や液体の圧力や真空度などを計測する機械。
マノメーターなどの液体圧力計、ブルドン管などの弾性圧力計などがある。液体型圧力計の例は、U字のそこに水銀などの液体を入れ片方は大気解放、もう片方に圧力を加える。その後液体の高さを計測し、圧力を算出する。弾性圧力計の例は、湾曲した中空のパイプ(方閉じ)の中に圧力を加え、圧力が上がると湾曲が直線方向に伸び、圧力が下がると湾曲する方に縮む。これを拡大器を通すことでゲージの針が動きそれを読み取ることで圧力がわかるというものである。
マノメーターは、ガラス管のため伸びなどが少ない。そのため精密計測やブルドン管の検定などに使われる。
圧力計と圧力センサーの違い
圧力計は、ブルドン管やマノメーターなどで機械的に圧力の数値を示す。圧力センサーは、2枚の板の接触面積やひずみゲージ(棒でいうとしなり具合)により圧力を算出しているものである。小型でデジタル表示ができるか、演算のできるCPUなどが必要である。
会社名 | 長野計器株式会社 |
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ホームページ | http://www.naganokeiki.co.jp/ |
本社 | 東京都大田区東馬込1-30-4 |
従業員数 | 約(単独) 約2000名(連結) |
出典 | ・http://products.naganokeiki.co.jp/product/application.html?p=0&c=0 ・http://www.keiryou-keisoku.co.jp/kiji/honbun_2/2008/2705_1/2705_1-4.htm ・http://minkara.carview.co.jp/userid/173343/car/595314/1460782/note.aspx ・https://www.3bs.jp/physics/gas/u30082.htm |
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