最終更新日:2018/01/24

離職率を下げるメリットと下げる方法

「人手不足が深刻だ」と言っている会社に言いたい「離職率を下げる努力はしたのか」と。

現在、接客サービス業系(飲食店・ホテルなど)、介護・医療系、運送業系、建築業系など様々な分野で、人手不足が問題になっている。「人が集まらない」とはよく聞くが、「離職率を下げよう」という言葉は聞かない。当然、離職率を下げる努力をして、「働きがいのある会社」に選ばれている会社はあるが、離職率について考えている会社や人は少ないような気がする。


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離職率を下げるメリット

①1人当たりの労働時間の改善
②研修に対するコストカット
③求人広告や、面接等のコストカット
④副産物として労働に対するモチベーション・やりがい等のアップ
⑤経験による収益のアップ
⑥その他

①1人当たりの労働時間の改善
これは誰でもわかると思うが、人手が増えれば当然ながら1人当たりの労働時間に対する負担は、軽減する。サービス残業、持ち帰り残業など、問題になっているため少なくなってきているが、まだ完全にはなくなっていない。人手不足を理由でもクレームが入れば、店舗なら店長の評価にもつながりかねない。マネージャーなどから「人材のマネジメントも仕事だ」と言われ終わってしまう。人材が多く集まれば、サービス残業、持ち帰り残業が減る。
②研修に対するコストカット
新人研修には、新人に対する給与、研修担当者に対する給与がかかる。OJT終了後も一人前になるまで先輩と一緒に営業をしたりして、これもまた2人分の人件費がかかる。離職率を下げることにより、新人の数が減るため、研修等のコストカットができる。
③求人広告や面接のコストカット
大手求人サイトに広告を載せると、オプションにもよるが、高いものでは数百万のコストがかかる。一つ減らすだけで、相当なコスト削減できる。アフリカ等では、給食が数十万食分配れる価格だ。
④離職率を改善することは、労働環境などを改善することであり、下に記載された改善方法を行うとモチベーション・やりがいなどがアップする。
⑤経験があれば一つのことが早くできたり、複数のことを同時にこなすことが出来るようになり、1人当たりの収益がアップする。

離職率を下げるデメリット

離職率を下げるデメリットはない。唯一あげるならば、新人のアイデア数が減ることだ。その業界にいないからこそ分かることもある。しかし、これは、その業界にいたからこそ分かること、ベテランの技術などで、相殺されてしまう。

離職率を下げることは、労働環境を改善することであり、必然的に働きがいのある会社になる。働きがいのある会社には、優秀な人材が集まるし、仕事に対するモチべーションが高い。つまり離職率を改善すると、会社が成長するのだ。ゆえに、メリットしかないのだ。


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離職率の改善方法

仕事に対するやりがい・モチベーション

仕事に対するモチベーションは非常に重要である。モチベーションが高ければ、仕事の効率・成功率・失敗の少なさ・努力度など様々な要因が上昇する。逆にモチベーションが低ければ、やる気がないため、失敗することが多く効率が下がる。

読者の皆さんは、何を仕事のやりがいにしてモチベーションを上げていますか?
給料
自己評価
上司の評価
お客様の評価
探究心(新しいことをやる)
仕事の成果
自分たちの作った製品が使われているところを見ること

これらなどがやりがいにつながっていると思う。ただこれだけでは無理で、社風や福利厚生労働時間など様々な要因があるのは間違いない。
しかしながら、これらのモチベーションは経験とともに薄れていくものだ。例えば、給料の場合、初任給や初昇給などは、誰でも喜ぶはずである。しかし、経験が多いにつれて、もらえるのが当たり前に感じていき、これをモチベーションにするには弱くなっていく。アルバイトの場合は、長く勤めても昇進などがないためほぼほぼ給料は同じで、給料面をモチベーションにはしずらい。

さてこれからが本題である。どうやればモチベーションを上げることが出来るのだろうか?


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離職率改善方法1 「達成感を与える」

一つ目のモチベーションを上げる方法は、達成感である。「新しいことができるようになった」、「契約をとれた」、「物事が完成した」などが達成感を満たす。つまり自分で納得できる結果が達成感を生じさせる。
新人の頃、初めて契約をとれたとき、初めて物を作ったときなどにとてもうれしかったのを数十年後でも覚えているのではないだろうか。初めてのことの達成感はとても大きく、モチベーションの上昇率もとても大きい。
しかし、これは回数を重ねるごとにだんだん小さくなっていく。「契約が取れるのが当たり前」のように「それができるのが当たり前」になっていく。特にパートやアルバイトは、ある程度の技術を得たら、昇進がなく時給も上がりにくくなる。社員並みの業務はやらないため、ある程度の技術を得るのに数年しかかからないものが多い。その数年を超えると達成感は一気に得にくくなる。
つまり、常に新しいことに挑戦させ続け、成功できればモチベーションは上昇する

離職率改善方法2 「承認欲求を満たす」

承認欲求とは、他人から認められたいという欲求であり、「ありがとう」、「よく頑張ったね」、「すごいじゃん」などと言われたいということである。この欲求は誰でも持っていて、言われたら誰でも嬉しい。

しかし、筆者がアルバイトをしていた某居酒屋チェーン店でこれがほとんどなかった。社員の場合、数字(売り上げや利益)さえ上げれば、エリアマネージャー等からのお褒めの言葉はある。しかしながら、ベテランのパートさんにはなかなかない。おいしい料理を作るは当たり前と考えられている上(お金払ってるから当たり前じゃなくてはならないと考えるのは当然だが)、ベテランになればなるほど褒められるような大きな技術の進展は少ない。売り上げを自慢してはじめて「すごいじゃん」と言われていたが、それだけで終わってしまった。また、パートさんに忙しくて急遽残業してもらったのに、落ち着いてから「上がってよろしいでしょうか?」とパートさんが聞いたら、「はい。お疲れ様でした!」だけで終わってしまった。
ベテランのパートさんだから長く勤続してくれているが、ゆとり世代はこれじゃ長くは続かないと思う。ただでさえブラック企業という概念ができてから居酒屋のイメージの悪化でゆとり世代が集まりにくい。少子高齢化で労働人口が少なっているため、このような状態が続けば、数十年後に将来はない。需要があったとしても、人材不足で某飲食チェーン店みたいに閉店させるしかなくなってしまうだろう。

そこで、承認欲求を満たす努力をしてほしい。とりあえず、「褒める」ことだ。些細なことでもいい。プレゼンなら「努力して調べたということがわかるよ。」や、何もなければ、「一か月無遅刻ですごいじゃん。」とか、なんでもいい。ただ褒め言葉一言ではなく、「ここが丁寧でよかったよ。」と具体的に褒めてほしい。さらに努力の過程を褒めることはなおGOODだ。これを言われることにより「(上司に)認められた」と思い、「また認めてもらいたい」という感情が芽生え一層の努力をするはずである。その努力によって得た結果は、上司の昇進(承認欲求を満たしてあげられる上司は、部下からの信頼が厚い)、部下の昇進(上司が昇進すればポストが空く)、会社の発展につながる。
褒める回数が多すぎると、一回の褒め言葉の重みが減少するので、一週間に一度や、月に数度、不定期で褒めるのがベストではないだろうか。

褒めることが苦手なら、コンビニやレストランなどで、まずは支払い時に、「ありがとう」から初めて、徐々に具体的に褒めていけば、会社にでも通用するようになるだろう。
承認欲求を満たす努力は、奥さんにも通用するだろう。お互いの存在意義の確認のために試してみてはいかがだろうか。

離職率改善方法3 「そこで働くメリットを作る」

給料以外の面で、そこで働くメリットを作ることで離職率を下げられる。例えば、飲食や宿泊などの従業員割引、会社が提供する寮(利益度外視なため激安で住める)、女性が働きやすい環境(保育施設、産休、育休、時間)などだ。他に内容なメリットがあれば、そのメリットを求め働いてくれる。


まとめ

離職率を下げる方法として、「無理してシフトに入ってもらわない」や「従業員の希望を聞く」などがあるが、それだけでは無理な上、どうしても無理してもらわないといけない時もあるだろう。一番簡単で費用もかからないのは、承認欲求を満たすことである。


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