最終更新日:2019/02/16

誰でもわかる!JR東日本の羽田空港アクセス線とは

JR東日本は、羽田空港アクセス線を構想しています。これは、東京駅や新宿駅、東京テレポート駅から新設する羽田空港駅(名称未定)を直接結ぶものです。

 ルート

大まかにルート「東山手ルート」「西山手ルート」「臨海部ルート」と3ルートあります。これは、3案から一つに絞るものではありません。3ルートから羽田空港に直接アクセスできるようにし、移動のシームレス化、つまり利便性の向上を図ろうということです。着工時期などは未定ですが、将来的に全3ルート作る方針です。

羽田空港新駅(名称未定)から東京貨物ターミナルまでは、線路(アクセス新線)をすべて新設します。その後、「東山手ルート」「西山手ルート」「臨海部ルート」と3方向に分かれていきます。

羽田空港アクセス線 路線図

 東山手ルート

東京貨物ターミナルからは、大汐線(既設の貨物用路線)を利用し、田町駅付近まで行きます。

羽田空港アクセス線 全体図

その後は、この画像より、東海道線・上野東京ライン・高崎線・宇都宮線・常磐線に接続されます。

よって、新橋駅、東京駅、上野駅、赤羽駅、大宮駅、柏駅などから羽田空港へ直通で行けることになります。

したがって、東京駅~羽田空港駅間が、東京モノレール経由で28分、京浜急行経由で33分かかっていたのに対し、羽田空港アクセス線を使えば、18分で行けることになります。

さらに東京~羽田空港間が、東京モノレール経由で、650円かかっていたのに対し、羽田空港アクセス線があれば、約320円(営業距離:東京~田町間が4.6km、羽田空港アクセス線の東山手ルート~アクセス新線(羽田空港新駅まで)12.4km、計17.0kmとして計算)と、約半額で羽田空港に行けてしまいます。

 西山手ルート

東京貨物ターミナルから、りんかい線と京急本線が交差する南品川3丁目付近(京急本線青物横丁駅と鮫洲駅の中間付近)まで線路を新設します。その後りんかい線に接続されます。

よって、大崎駅、渋谷駅、新宿駅、池袋駅などから羽田空港へ直通で行けることになります。

したがって、新宿駅~羽田空港駅間が、東京モノレール経由で48分、京浜急行経由で43分かかっていたのに対し、羽田空港アクセス線を使えば、23分で行けることになります。

 臨海部ルート

東京貨物ターミナルから、既設の線路(途中から地下)を通り品川南ふ頭まで行きます。その後りんかい線に接続されます。

よって、東京テレポート駅、新木場駅などから羽田空港へ直接行けることになります。

したがって、新木場駅~羽田空港駅間が、東京モノレール経由で41分かかっていたのに対し、羽田空港アクセス線を使えば、20分で行けることになります。

 新設のメリット

メリットは何といっても、利便性の向上でしょう。

高崎線、宇都宮線、常磐線、埼京線、りんかい線から乗り換えなしで羽田空港に行けます。外国人には難しい日本の鉄道網も少し優しくなります。

所要時間も短縮されます。電車に乗っている所要時間だけではなく、乗り換えの時間も短縮できます。新宿から羽田空港の場合20分以上、新木場から羽田空港の場合20分以上、東京から羽田空港の場合10分以上も短縮できます。

料金も安くなります、JR線だけの場合初乗り料金は1回しかかかりません。その上、カーブが少ないため都心の駅と羽田空港の距離が短く、乗車距離に対する料金も安いです。

 新設のデメリット

現時点で、羽田空港と駅などを結ぶ、東京モノレール、京浜急行、バスなどは、訪日観光客が増えてきているとはいえ、少なからずダメージがあります。時間・料金の両方、羽田空港アクセス線のほうが良い場合が多いため、羽田空港へのアクセスのメインになる可能性が高いです。また、東京モノレール・京急線の沿線のホテルなども少なからずダメージを受けるでしょう。

行先変更で目的地まで行けない場合があります。羽田空港アクセス線に直通運転をする場合、常磐線なら品川行、東海道線(高崎線・宇都宮線)なら小田原や平塚・熱海などですが、行先変更で羽田空港行になれば、その時間に目的地(羽田空港でない方面)に行けなくなり、時間を早めないといけないということが出てきます。

 ちょっとした問題点

今現在、東山手ルートと、アクセス新線しか具体的な計画(環境アセスメントなど)はされていません。つまり、羽田空港国内線ターミナル~東京駅方面(高崎線・宇都宮線・常磐線)の計画です。国際線ターミナルは入っていません。将来、国際線ターミナルまで伸ばす計画ですが、東京駅~羽田空港新駅(羽田空港国内線ターミナル)の開業時には、開業していない可能性が高いです。したがって、国際線ターミナルまでは、国内線ターミナルからの無料巡回バスや、京急線、東京モノレールを使うしかないです。

 今現在の工事の進捗状況

2013年10月:JR東日本が東海道貨物線を活用して羽田空港へ向かう鉄道路線の検討に入る
2018年07月:グループ経営ビジョン「変革2027」で羽田空港アクセス線の構想を発表
2019年02月:東山手ルートの環境評価(環境アセスメント)の準備開始

 開業&今後の予定

2019年05月か06月:東山手ルートおよびアクセス新線の環境アセスメント開始
2022年   :東山手ルートの環境アセスメント完了
2022年   :東山手ルートの工事開始
2029年夏  :東山手ルートの開業
※西山手ルートおよび臨海部ルートの今後の予定は未定となっています。

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