最終更新日:2019/03/08

液晶テレビの世界シェア・国内シェア

 薄型テレビの世界シェアランキング

1位 サムスン(韓国):20.1%
2位 LGエレクトロニクス(韓国):12.6%
3位 TCL集団(中国):7.1%
4位 ハイセンス(中国):5.9%
5位 ソニー(日本):5.5
6位 AOC(台湾):4.1%
6位 シャープ(日本):4.1%
8位 スカイワークス(中国):3.7%
9位 ハイアール(中国)3.0%
10位 パナソニック(日本):2.9%


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12年以前は日本企業が上位を独占していましたが、サムスン・LGはここ数年で急速にシェアを伸ばしてきていてトップ2を独占しています。特に高級テレビのシェアが高いです。

また中国メーカーもローエンドモデルを中心に、中国国内での売り上げが著しく伸びてきています。輸出量も拡大してきており、この先韓国・日本メーカーを抜き世界シェアトップに君臨するのではないかと考えられています。

日本メーカーの部門売り上げは、ソニーが1兆2227億円、シャープが、1兆517億円、パナソニックが3363億円、東芝が469億円です。ヤマダ電機と提携をしている船井電機(北米向けの低価格品が中心)は、1041億円です。

 サムスン電子

サムスン電子は薄型テレビにおいて世界シェアトップです。ブランドと世界的な販売力、低価格が強みです。

 LGエレクトロニクス

LGエレクトロニクスは、有機ELディスプレイの先駆者です。そのため後述もしますが、有機ELディスプレイにおいて世界シェアトップです。

 ハイセンス

北米市場からシャープが撤退した際に、「シャープ」のブランドを供与されています。しかしシャープ側の意向で供与を中止したいみたいですが、ハイセンス側は受け入れず争っています。同社は、東芝のテレビ事業を買収した会社でもあります。
FIFA World Cup ロシア大会のオフィシャルスポンサーでもありました。

 ソニー

「ブラビア」でおなじみのソニーが世界シェア5.5%で第5位です。今現在は高価格帯に特化しています。

 シャープ

「アクオス」でおなじみのシャープが世界シェア4.1%で第6位です。鴻海(ホンハイ)精密工業に買収された後業績がV字回復しました。

 パナソニック

「ビエラ」でおなじみのパナソニックが世界シェア2.9%で世界第10位です。

 国別世界シェアランキング

1位 韓国:35%
2位 中国:30%
3位 日本:十数%

中国メーカーの勢いがすごく、日本および韓国のシェア率は下がると予測されています。日本に限っては、10%を切ってしまうと予測されています。東京オリンピックがあるため、これから若干の増加があると見込まれています。

日本の製品は確かにすごいですが、海外のメーカーが、自社で設計をし、海外(海外メーカーの国以外)の優れた部品を使っても、自社ブランド製品として売れるため、日本の製品と海外の製品の品質の差がほとんどなくなってきています。

さらに人が目で見れる限界(画質の細かさなど)に達しつつあるため、品質が同じように見えてしまいます。そうなれば、価格に目がいってしまい、より安い中国などのテレビが売れてきているのも確かです。

 薄型テレビの国内シェアランキング

1位 シャープ:33%
2位 パナソニック:22%
3位 東芝:17%
4位 ソニー:11%


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国内シェアは、日本国内メーカーのブランドのイメージが強いため、国内メーカーがトップを独占しています。世界では強いソニーですが、国内ではシャープが国内シェアトップです。

 シャープ

国内シェアトップは、「アクオス」でおなじみのシャープです。世界で初めてフルHDの16倍の解像度(7680×4320ピクセル、約3,318万画素)の「8K」と呼ばれるものに対応したテレビを量産・販売しました。この「8K」は、どんなに近づいてもドット(赤・緑・青の光るマス)が見えないと言われているほどです。
品質の高さや「亀山ブランド」のブランドイメージが強いことなどがトップシェアの理由でしょう。

 パナソニック

国内シェア2位は「ビエラ」でおなじみのパナソニックです。パナソニックは白物家電の製造において最大手でもあります。東京オリンピック・パラリンピックの公式テレビに選ばれています。
同社はテレビで有機ELディスプレイ、液晶ともに採用しています。有機ELディスプレイを使うことによって光漏れがないため黒が鮮明になります。

 大型(テレビ用)液晶パネルの製造メーカーランキング

1位 BOE(京東方科技集団)(中国):21.5%
2位 LGディスプレイ(韓国):20.2%
3位 INNOLUX(台湾):16.6%
4位 AUO(友達光電)(台湾):15.9%
5位 サムスン電子(韓国):8.9%
6位 CSOT(深圳市華星光電技術)(中国)5.5%
7位 シャープ(日本)4.4%

液晶パネルも、韓国、中国、台湾が非常に強いです。この3つ地域の6社で88.6%ものシェアを誇ります。

 BOE

中国政府の支援を受けて急成長した会社です。液晶はもちろんですが、有機ELにも巨額投資をしています。

 LGディスプレイ

LGディスプレイは、LGエレクトロニクスの傘下の会社です。

 有機ELディスプレイの製造メーカーランキング

1位 サムスン電子(韓国):92.3%
2位 LGディスプレイ(韓国):3.4%

※この有機ELディスプレイの製造メーカーランキングは、テレビ用の有機ELディスプレイだけでなく、中小ディスプレイ(スマホなど)も入ってしまってます。

有機ELディスプレイは、ほぼ一社の独壇場です。また、韓国だけで95%を超えるシェア率を誇っています。

出典シャープHP
四季報2019
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※これらのデータは、情報を補完するために複数の調査データを参考に割り出された数値であるため、参考程度にお考え下さい。

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