太平洋精工(PEC)(以下PEC)は、自動車用バルブコアを製造していた太平洋工業から、将来の自動車産業の発展を見越して独立した、自動車用ヒューズ専門メーカーである。ヒューズ本体や、ホルダー、ヒューズ用ペンチ、ブローバイガス(主に未燃焼ガス)用バルブなどを製造している。
PECはそのヒューズにおいて世界シェアトップ(50%)、国内シェアトップ(90%)を誇る。
ヒューズとは、規定値以上の電流が流れると、回路を遮断し回路に接続されている機器などを守るものである。
製造しているヒューズは、世界標準のブレード型自動車ヒューズ、高電圧の負荷がかかってもすぐに切れないボックス型のスローブローヒューズ、多回路をトータルで小型化できる多極スローブローヒューズ、ハイブリッドカーや電気自動車のニーズに対応する高電圧回路用自動車ヒューズなど。定格容量は1A~500Aまで。
特に5アンペア以下の容量の小さいヒューズでは加工精度によりヒューズの切れる電流の大きさ、スピードに違いが顕著あらわれるが、PECは、±0.002mm以下の金型加工精度、幅0.06mmの抜き加工を実現し、安定した性能を出すことが出来る。
ボックス型のスローブローヒューズ
会社名 | 太平洋精工株式会社 |
---|---|
ホームページ | https://www.pecj.co.jp/ |
本社 | 岐阜県大垣市桧町450 |
従業員数 | 約450名(国内単独) |
関連リンク | 交通(車・バイク・飛行機)関連の世界シェア・国内シェア ・世界トップシェアをもつ会社一覧 ・国内トップシェアを持つ会社一覧 |