太平洋製鋼株式会社(以下太平洋製鋼)は、発電所で使われるタービン・バルブ、圧延用鍛造ロール、悪環境に耐えられるステンレス部材、圧力容器部品、製紙機械部品、その他産業用部品、船舶用コンロッド・カウンターシャフト、など小物は数kg、大物は50tにも及ぶ大きさの鉄鋼製品を製造する会社である。
その中で、圧延用鍛造ロール「NTロール」において国内シェアトップ(80%)を誇る。太平洋製鋼では、鉄道レールやH形鋼などの加工に用いられる圧延用鍛造ロールを製造している。
圧延用ロールとは、鍛造をするための機械の、円柱状(鍛造型により形状は違う)の部品である。この部品により、圧力(数千t)を加えながら製品(鉄道レールやH形鋼など)の形にしていく。圧力を加えて作るため、高炭素鋼に対応している上、鋳造品と比べて耐折損性、耐熱亀裂性、耐摩耗性が大幅に向上している。
この後、熱処理・機械加工をし、大手高炉メーカーをはじめ、国内外の製鉄会社などに出荷される。
※H形鋼・・・ビル、橋、駅のホームなどに使われている柱や梁などに使われている鉄骨。

会社名 | 大平洋製鋼株式会社 |
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ホームページ | http://pacificsteelmfg.co.jp/ |
本社 | 富山県富山市下新日曹町1-93 |
従業員数 | 約260名 |