建設機械には、建設用の油圧ショベルやブルドーザー、フォークリフト、クレーン、高所作業車など多種多様な種類があります。これらを幅広く手掛ける総合王手と専業各社が群雄割拠する状況ですが、中でも米キャタピラーと日コマツは、鉱山用機械も含めて突出した2強となっています。
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1. 建設機械メーカーの世界ランキング
2. 建設機械メーカーの国内ランキング
3. フォークリフトのメーカーランキング
4. クレーンのメーカーランキング
5. その他のランキング
6. 建設機械のレンタル会社ランキング
建設機械メーカーの世界ランキング
順位 | メーカー | 世界売上高 |
---|---|---|
1位 | キャタピラー(アメリカ) | 49462億円 |
2位 | コマツ(日本) | 25011億円 |
3位 | 日立建機 | 9591億円 |
3位 | ボルボ(スウェーデン) | 8179億円(部門) |
キャタピラ―
世界でいわずと知れた建設機械最王手メーカーで、黄色い塗装が特徴です。また「CAT」と社名が入っています。同社は、油圧ショベル、ホイールローダー、ブルドーザー、ダンプトラック、スキッドステアローダ / コンパクトトラックローダ、土工用振動ローラなどを製造・販売しており、特に大型鉱山機械に強みを持っています。
ボルボ
このボルボは自動車製造をしているボルボグループの、建設機械部門です。カラーは濃いグレーです。同社は油圧ショベル、ダンプトラック、ホイールローダー、アスファルトフィニッシャー、土工用締固め機などを製造販売しています。
建設機械メーカーの国内ランキング
順位 | メーカー |
---|---|
1位 | コマツ |
2位 | 日立建機 |
コマツ
日本で言わずと知れた、建設機械国内最王手メーカーで鮮やかな黄色い塗装が特徴です。同社は、油圧ショベル、ロープショベル、ホイールローダー、ブルドーザー、モーターグレーダー、ダンプトラック、フォークリフト、林業機械、シールドマシン、エンジンなどを製造販売しています。 アジア地域でトップシェアです。
日立建機
日立建機も、キャタピーラーやコマツに若干隠れてしまっていますが、建設機械を作っています。800t越えショベルや、ミニショベル、ホイールローダー、解体重機、ダンプトラック、道路機械、などを製造・販売しています。なおカラーはオレンジです。
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フォークリフトのメーカーランキング
世界ランキング
順位 | メーカー |
---|---|
1位 | 豊田自動織機(日本) |
2位 | キオン・グループ(ドイツ) |
国内ランキング
順位 | メーカー |
---|---|
1位 | 豊田自動織機 |
2位 | 三菱ロジスネクスト |
豊田自動織機
豊田自動織機は、通称「トヨタ」です。誰もが知っているフォークリフトメーカーですね。0.5tのフォークリフトから、43tと重量物まで運べるフォークリフトを製造・販売しています。約12mのコンテナで20t~30t(コンテナ重量+積載重量)なので、これよりもはるかに思重い荷物を運ぶことができます。
三菱ロジスネクスト
三菱ロジスネクストは、ニチユ、三菱、ユニキャリア(TCMと日産フォークリフトが統合してできた会社)が合併してできた会社です。バッテリー式のフォークリフトは、ニチユとユニキャリア、小型・中型のフォークリフトが、三菱とユニキャリア、大型のフォークリフトがTCMなどと大まかに分業されています。そのため、トヨタでは難しい(ニッチ市場向けの)フォークリフトを作ることができ、様々な種類のフォークリフトを製造・販売しています。
クレーンのメーカー世界ランキング
順位 | メーカー |
---|---|
1位 | リープヘル |
2位 | タダノ(日本) |
2位 | テレックス・デマーグ |
2位 | マニトワック |
リープヘル
リープヘルはドイツの建設機械メーカーで、クレーンをはじめ、油圧ショベル、ダンプトラック、航空交通システム、家電などを製造・販売しています。
同社は、世界最大の1200t物重量物を吊ることができるオールテレーンクレーンを製造・販売しています。これは国内に電材重機、東京重機、ミック、松浦重機の4社で計5台あります。
タダノ
クレーンの国内メーカーといったら、タダノと加藤製作所、コベルコ、日立住友、IHIです。その中でタダノは世界2位です。同社はオールテレーンクレーン、ラフタークレーン、カーゴクレーン(ゼスト)や、高所作業車やローダー(積載車)などの特殊車両などを製造・販売しています。また国内最大の550t吊りオールテレーンクレーンも製造しています。
テレックス
テレックスは世界の有名クレーン会社を複数飲み込んだ会社です。グループ会社のデマーグ社は世界最大のクローラークレーン「CC8800-1twin」を製造販売しています。このクレーンのつり上げ能力は3200t(世界最大)です。巨大なクレーンを二台繋げたようなプロポーションは衝撃です。
その他のランキング
ミニショベル
ミニショベルにおいてクボタ(日本)は、世界シェアトップを誇っています。また15年連続販売台数が1位です。
同社は車両重量500kg・バケット容積0.011㎥(砕石で言うと19kg程度)から、車体重量5.5t・バケット容積0.21㎡(砕石で言うと360kg程度)のバックホーを製造しています。
カーゴクレーン
カーゴクレーンにおいて古賀ユニックとタダノで国内シェアほぼ100%です。この2社のシェアの内訳はほぼ50%で同率です。
高所作業車
高所作業車において、JLGインダストリーズが世界1位、テレックスが世界2位、アイチコーポレーションが国内1位です。
建設機械のレンタル会社ランキング
1位:アクティオ(1743億円)
2位:カナモト(1584億円)
3位:西尾レントオール(1235億円)
4位:レンタルのニッケン(1070億円)